2011年1月3日月曜日

平成23年元旦修正会の御挨拶

1 もう平成23年元旦
 あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。今年も引き続きお願いします。
 昭和64年1月7日が崩御のとき。そこから平成がはじまり、すでに23年です。昭和でいうと86年ですか。
 
2 命あって新年を迎えられたことに、感謝
  お釈迦さまの言葉から
 人の生を受けるは難く やがて死すべき身の
  いま 生命あるは 尊し
  命があって、新年を迎えられたということに、感謝ですね。
 
3 門松や松竹梅の意味
  門松や松竹梅の意味をご存じですか。
 門松を飾るのは、四季に色を変えない松の長寿にあやかる意味です
 竹も四季に色を変えない、また真っ直ぐなもので、
  また雪にも折れないところから節操堅固の意味があります
 梅は実がたくさんなることから子孫繁栄の意味の意味があります
 
4 鏡餅 かがみもち
 丸くて福徳円満 上のミカンは橙(だいだい)です。橙は何年にもわたって同じ実が同じ枝になり続ける種類のミカン柑橘類です。そこで代々続くので縁起がよいものとされています。 
 
5 お正月 元旦 修正会の意味
 お正月の意味は書いて字の通り、身も心も行いも正しくする月の意味。
 元旦は一年で一番初めの日の意味 元旦の旦は、地平線や水平線の上に太陽つまりお日様が昇っていく様を表す象形文字です。
 この日の法要を修正会と言います。 過去を反省し正しい行いを修める意味があります。 
 過去の自分を反省して新しい自分に生まれ変わる日です。
 新しい希望や理想を抱いて、船出をする日でもあります。
 
6 うさぎ年 飛びはねる飛躍の年に
  今年はウサギの年です。ウサギは飛びはねますから、跳躍の意味から飛躍の年にしたいものですね。 

7 沖縄山 城間院 長谷寺は 5回目のお正月
 昨年は長谷寺の境内地に、潮平三十三観音霊場がスタートしました。
 三十三観音霊場のはじまりは、関西地方です。そもそも今から1300年近く前に、奈良県の長谷寺の徳道上人が、この三十三観音霊場を作りました。和歌山県の南端那智の滝・青岸渡寺に始まり、大阪府、奈良県、京都府、兵庫県、滋賀県、それに岐阜県まで入る地域の観音様をご本尊とするお寺を巡礼してお参りします。ここを西国三十三観音霊場と呼んでいます。。 1000年ほど前に一時すたれていた霊場を復興したのが花山法皇退位した花山天皇でした。三十三観音霊場は関東にもあり、そこは板東観音霊場と呼ばれています。また埼玉県の秩父地方にもありそこは秩父三十四観音霊場と呼ばれています。33+33+34=100でこの3カ所をあわせて100観音と呼んでいます。沖縄長谷寺では、西国観音霊場のそれそそぞれのお寺のご本尊様の絵のお姿(御影おみえ)を入魂して潮平という地名をとって潮平三十三観音霊場として出発しました。番外と呼んで3カ所の三十三以外のお寺のご本尊様もお祭りしています。
 
 
 今年は沖縄県内三十三観音霊場を作る第一歩としたいと願っています。
 
 糸満で フードバンク(食料銀行の意味)の発足の年にしたいと考えています。
 また平和と繁栄を願って、梵鐘の作成と鐘樓堂建立へ
 
 三十三観音 おそうじ奉仕 布施行 大募集中
  沖縄一の 清掃の行き届いた お寺に 
  また 誰にでも 開かれた お寺に
  常に 多くの方々が 集まっている お寺に
  そんなお寺をめざします  
 
  朝に晩に 皆さんの幸福を祈願しています 合掌