2011年4月23日土曜日

最高裁が決断

最高裁が沖縄戦での住民の集団自決に、日本軍の関与があったことを認める決定をしました。写真は、元日本軍現地司令官などの異議申し立てを棄却した最高裁の決定を一面トップで伝えた、今朝の沖縄タイムスと琉球新報です。この事件裁判は大江健三郎氏の著書とその出版社の岩波書店が元日本軍現地司令官らから、名誉毀損で訴えられていたものでした。沖縄では島ぐるまで話題になり、新たな証言者も多数現れて沸騰した問題です。沖縄本島の西25キロ沖合のトカラ列島に沖縄戦の最初に米軍は上陸しました。この列島の渡嘉敷島、座間味島などで、住民は1カ所に集まり、次々に手榴弾や釜や石などを使い家族を殺し自分も死んだのです。この事件は集団自決と呼ばれていますが、沖縄では強制集団死と呼ばれています。その現地司令官が仕向けた集団死、からです。またあとで詳しく説明しましょうね。