2011年4月2日土曜日

テレビニュースを見ては涙を流してます

大震災のテレビニュースを見ては、目頭が熱くなり、涙をふく毎日です。何と悲惨な惨劇でしょうか。あの阪神淡路震災ですら、6500人ほど死者を出したとして未だに悲しみにつつまれているのにです。今回は死者と行方不明者で2万8000人にもなり、それも毎日増えています。それに福島の原発の大事故です。あの半径20キロないし30キロの範囲の地域では、放射能の危険性から死者行方不明者の捜索そのものができないで放置されているというのです。こんなことがあるでしょうか。テレビに映し出される親族を探す方々の映像や、再会を果たした方の映像、はたまた被災地から遠い地域や海外での熱心な支援の映像などを目にすると、目頭が熱くなってしまいます。
 上の写真は、境内に咲く、沖縄のみかんシークワーサーの花と、既に小さな実をつけている様子を写したものです。下の写真はテレビ画面からです。沖縄は内地向けの菊の栽培が盛んです。ところが今回の震災で、菊が大量に売れないで、ブルトーザーなどで処分しているという報道です。糸満市の菊栽培農家の新垣さんのテレビ画面で、菊をつぶすのは辛いけど、大震災に被災された方に比べれば、我々は我慢しなければならないと話していました。
 納得できないのは、牛乳とほうれん草などの農産物の出荷停止などです。私の親戚が福島県会津で牛乳メーカーを経営しています。原発のある福島県浜通りと、そこから80キロも離れた会津地方では原発の影響はずいぶん違います。元乳の放射能測定では会津地方の元乳からは放射能は出ませんでした。それなのに国と県は、福島の総ての地域の元乳の出荷停止と決めてしまいました。そのために会津では牛乳は作れなくなってしまいました。ひどい話です。なぜ全域で出荷停止にしてしまうのか。会津を別にできたはずです。野菜もそうです。直ちに人体には影響はありません、という説明を何度も聞かされていますが、直ちにはないけど、そのまま何度もあびていれば結局は影響をうけますよと政府は言っているのと同じです。何とも納得できませんね。それに被害を第一次的には東電がおうというのです。しかし東電も倒産寸前ですから、たぶん責任を負えないでしょう。政府も大赤字ですから、その段になっても責任は負えないでしょう。ですから、将来損害を賠償する時になってもねどちらも責任負担能力がなくて、被害者は泣き寝入りになると予測できます。かっても戦争に負けたときのように、一億総懺悔などと言って、みんな悪かったとされてしまいかねません。それに政治家は辞めれば責任はついてきませんし、政党も実際に過去の政策について責任をとった政党はありますか。損害賠償の責任は政治家も政党も一切負いません。こうして、東電は倒産、政府も破産、政治家政党は元々無責任ですから、被害者は泣き寝入りとなると予測されます。責任を追及するなら、将来ではなく、いますぐに仮払いの損害賠償をしてもらうことです。これなら可能性があります。私は仮払いを強くおすすめします。さて今回はこの辺で。ともかく被災者の皆さんの健康と一日も早い復旧とをお祈りしています。合掌