2011年2月1日火曜日

沖縄南部の火葬場

 平成23年2月1日水曜日、今日はお葬式がありました。
 那覇には最新版の火葬場イナンセ火葬場がありますが、糸満市や八重瀬町、南城市地域は、豊見城市(正式にはとみぐすくしと読みますが、最近はとみしろと読む例が増えています)、の火葬場を使います。長谷寺から車で20分かな。ここは設備が古くて、火葬に3時間かかるので、一度戻って骨揚げには出直します。こちらでは、出棺火葬がさきで、葬儀告別式は後でやります。これも全国に例があります。写真はその火葬場のガジュマルの木と火葬場の様子です。駐車場が狭いので、別の葬儀のグループが先になっていますと、後からのグループが入れないで渋滞します。今回もそうでした。途中で私が車を進められないで困っていたら、潮平の地元の方が見かねて、私の車をなんとかするから住職は歩いて行きなさいと言ってくれました。後から私の車を届けていただけました。有りがたいことです。まあ私が地元でどんな扱いをうけているかの象徴のような出来事でもあります。火葬場は建て替えの計画はあるらしいけどいつになるやらです。
 昨日の葬儀のあとで、遺族の一人から皆さんの前で私に話がありました。地元の住職だから何でも話せるし何でも相談ができると。これがよそからきた知らない人だったら、こうはいかないと。そうで゜す。それが檀家制度の内地では、檀家と菩提寺の関係から気づかれた信頼関係があるのですが、沖縄は檀家制度がないので、その信頼関係が築かれていないのです。もっとも内地でも檀家制度が最近は機能不全になって信頼関係が崩壊に瀕しているので同じかもしれませんね。